今回は天部(てんぶ)とよばれる仏像を紹介する。

梵天(ぼんてん)帝釈天(たいしゃくてん)を始めとする天部という集団は、インドのバラモン教や、後のヒンズー教からの神々が仏教に帰依(きえ=仏教徒になるということ)して活躍されているという考え方である。

なので、明王も同じような生い立ちを持っているが、彼らは如来が変化したお姿といった立場なので・・・天部の皆さんより少々格が上ということになる。

そしてまた、たくさんのお像があり、すべてを紹介できないので、誰もが一度は目にしたことがあると思う、四天王(してんのう)を紹介する。

たまに、お堂の奥の方に一体だけポツンと置かれていたり、なにを考えているのか、仁王門に立たせていたりするのを見かけることがあるが・・・

四天王はもともと帝釈天の支配下で忉利天(とうりてん)と呼ばれる世界の警備をしている・・・日本の仏教では基本的に、ご本尊を中心とした須弥壇の四隅にそれぞれ配置され、外敵から内陣を守護するSPの役割を担っているのが本来の姿だ。

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共通するのは外敵に向けられた鋭い目と邪鬼(じゃき)を許すまじ!とグイッと足で踏みつけているというスタイル。

そのフォーメーションには決まりがある。

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東(向かって右手前)に持国天(じこくてん)

南(向かって左手前)に増長天(ぞうちょうてん)

西(向かって左奥側)に広目天(こうもくてん)

北(向かって右奥側)に多聞天(たもんてん)

持国天から、それぞれの頭の文字を時計回りで並べてゴロ合わせすると、じ・ぞう・こう・た (地蔵買うた)となる。

これでもう、頭に入ったかな?(^^)v

今回のお像は東大寺・戒壇堂の超かっこいい四天王にお出まし頂いた。

まずは東の持国天

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本名はドゥリタラーシュトラ=国を支える者ここでもサンスクリットから漢訳のセンスが光る♪

お像の特徴としては

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四天王の切込み隊長といったところだろうか、一人頭に兜をかぶり右手に持った剣で、今にも自分が真っ二つにされそうな迫力。

次に南の増長天

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本名ヴィルーダカ=成長増大した者で、持国天とのツートップで前衛を守護している。

お像の特徴としては

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「なにさらしとんじゃ、コラ!」の「ラ」の発音で止まった口と、怒り過ぎて目の焦点が左右バラバラだが、敵をたちまち貫く戟(げき)を右手に持っている。

後ろに回って西の広目天

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本名ヴィルーパクシャ=特殊な能力を持った目というところから、千里眼の持ち主=広目天とされる。

お像の特徴としては

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この澄んだ目で、邪悪な心の闇も、弱点も・・・すべてお見通し(;´・ω・)ごめんなさい

そして右手に筆を持ち、左手には巻物・・・約1260年間、ずーと立っておられるがその間、どれほど世の中が変化しているのかを書き留めておられるのかもしれない。

最後は北の多聞天

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本名ヴァイシュラバナ=よく聞く所の者四天王の中のリーダー格であり最強の戦士。

北という方向は邪悪な者が出入りしがちなので一番強いパワーで守っている。

お像の特徴としては

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顔だけ見ていると広目天とよく似ているが、右手に宝塔を捧げ持つ格好で左手には宝棒をもっている。

この四人の天で四天王だが・・・

多聞天だけは独尊としてお祀りされることが多く、そのときの名称は毘沙門天(びしゃもんてん)である。

そのあたりの話はまたいずれ・・・( ^^) _旦~~


最後まで読んで下さって有難うございます<(_ _)>


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